NetBeansでFuelPHPのユニットテストを実行する方法
NetBeansからFuelPHPのユニットテスト(PHPUnit)を実行するための設定方法をメモしておきます。
開発環境
環境は以下の通りで、各種ソフトウェアはインストール済みという前提で進めます。パスやバージョン等は、必要に応じて読み替えてください。XAMPPやMacに入っているPHPを使う場合も、ほぼ同様の設定で問題ないと思います。
ソフトウェア | バージョン | 備考 |
---|---|---|
NetBeans | 7.1 | PHPバンドルがインストールされているものとする |
MAMP | 2.0.5 | /Applications/MAMP にインストール済みとする |
PHP | 5.3.6 | MAMPのPHPを使うものとする |
PHPUnit | 3.6.11 | MAMPのPHPUnitを使うものとする |
FuelPHP | 1.2.1 | /User/username/work/fuelphp に配置しているとする * |
* usernameには、Macのユーザ名が入ります。
NetBeansの設定
NetBeansの設定を行います。構成に変更がない限り、一度きりの設定となります。
- NetBeansの環境設定画面を開き、PHPのタブを表示します。
一般の項目を以下の通り設定します。
「PHP5インタプリタ」を設定: /Applications/MAMP/bin/php/php5.3.6/bin/php
「大域インクルードパス」を追加: /Applications/MAMP/bin/php/php5.3.6/lib/php
- 単体テストの項目を以下の通り設定します。
「PHPUnitスクリプト」を設定: /Applications/MAMP/bin/php/php5.3.6/bin/phpunit
NetBeansプロジェクトの設定
NetBeansプロジェクトの設定を行います。こちらはプロジェクト単位で設定する必要があります。なお、FuelPHPには初期状態でアプリケーション用のテストファイル格納フォルダは存在していません。通常は、 fuel/app/ 以下に tests フォルダを作り、テストファイルを格納します。
- プロジェクトのコンテキストメニューを表示し、プロパティを選択します。
- ソースの項目を以下の通りに設定します。
「テストフォルダ」を設定: /User/username/work/fuelphp/fuel/app/tests
- PHPUnitの項目を以下の通りに設定します。FuelPHPのコアに用意されているファイルを使います。
「XML構成を使用」にチェックを入れる
「XML構成」を設定: /User/username/work/fuelphp/fuel/core/phpunit.xml
以上で、設定は完了です。
FuelPHPのコアファイルには、PHPUnitのブートストラップ用ファイル(bootstrap_phpunit.php)も用意されています。ただし、このファイルはXML構成用ファイル(phpunit.xml)からも呼ばれるようになっているため、NetBeans側でブートストラップを設定する必要はありません。というよりも、XML構成を使用時にブートストラップを設定すると動作しませんので注意が必要です。
ブートストラップのみを使うやり方もあります。以下のサイトが参考になります。
参考:NetBeans から FuelPHP のユニットテストを実行する – A Day in Serenity @ Kenji
NetBeansからPHPUnitによるユニットテストを実行する
環境は整いました。あとはテストを書いて、実行するだけです。NetBeansからPHPUnitによるユニットテストを実行する方法は以下の通りです。