MacBookをWi-Fiアクセスポイント化する方法


会場にWi-Fi環境がなくて困ったことはありませんか?
各々がデータ通信カードや、テザリングできる環境を持っている、もしくはポケットWi-Fi等を持っている方がいる場合は、特に問題はないでしょうが、そうでない場合もあると思います。

MacOSの標準機能である「インターネット共有」を使って、MacBookをWi-Fiアクセスポイント化する方法をご紹介します。以下のような状況下であれば、Wi-Fi環境を作り出すことができます!

  1. ポケットWi-Fiはないけど、データ通信カードはある
  2. 有線LANでインターネット接続できる環境はある

僕は1.のような状況でしたので、それを例に方法を紹介します。

■環境
PCMacBook Air
データ通信カードイーモバイル D22HW

各環境に合わせて読み替えてください。

手順

  1. D22HWをMacに接続し、インターネット接続を開始します。
    MacBook-Share-Internet-Connection-01
  2. システム環境設定を開き、「共有」メニューへ進みます。
    MacBook-Share-Internet-Connection-02
  3. 「インターネット共有」を選択します。
    このときインターネット共有の左のチェックボックスはまだチェックしません。
    MacBook-Share-Internet-Connection-03
  4. 共有する接続経路:HUAWEIMobile-Modem
    相手のコンピュータが使用するポート:Wi-Fi

    以上のように選択します。
    有線LAN接続したものを共有する場合は、経路でEthernetを選択しましょう。
    MacBook-Share-Internet-Connection-04

  5. このままでも共有を開始することはできますが、セキュリティ設定等を行うため、
    Wi-Fiオプションを選択し、設定を行います。
    MacBook-Share-Internet-Connection-05
  6. ネットワーク名:任意
    セキュリティ:128ビット WEP
    パスワード:ASCII文字で13文字、16進数なら26文字

    以上のように入力・選択します。
    セキュリティ強度は64ビットも選択できます。

    これでインターネット共有を開始する準備が整いました。
    MacBook-Share-Internet-Connection-06

  7. 「インターネット共有」の左のチェックボックスをチェックすると、
    ダイアログが表示されますので、内容を確認の上、開始しましょう。
    MacBook-Share-Internet-Connection-07
  8. これでMacBookがWi-Fiのアクセスポイントになることができました。
    インターネット共有の状態が「入」になっていることが確認できますね。
    MacBook-Share-Internet-Connection-08

Wi-Fi接続状況を示すアイコンも変化してます。

  • インターネット共有開始前
    MacBook-Share-Internet-Connection-09
  • インターネット共有開始後
    MacBook-Share-Internet-Connection-10

アクセスポイント化したMacBookにMacを接続する方法は、通常のWi-Fiに接続するのと同様の手順です。

Windowsを接続するには、少し手順が必要ですので、
Wi-Fiアクセスポイント化したMacBookにWindows7を接続する方法」でご紹介します。

※注1
OSをシャットダウンしてもインターネット共有の設定は維持されます。
ご利用後は、必要に応じてチェックボックスを外すようにしてください。

※注2
執筆時点ではイーモバイルは契約状況によっては、1日・1ヶ月あたりの帯域制限があります。
勉強会等で多人数で接続する場合、思わぬ制限を受けてしまうこともありますので、ご注意ください。
OSのダウンロード等を行うと、すぐに上限に達してしまいますねw