RubyMineからWEBrickを起動する
RubyMineからRuby on Rails付属のWEBrickを起動する方法をメモしておきます。
Rubyに関してはrbenvを使うこと、Ruby on RailsはBundlerでインストールしていることを前提とします。もちろん、それ以外の環境であっても基本的には違いはないと思いますが未検証です。
rbenvのインストールと、Ruby on Rails開発環境の構築については以下を参照してください。
環境
環境は以下の通りです。Ruby on Rails チュートリアルに取り組む最中のメモなので、Rubyのバージョンは2.0.0、Railsのバージョンは4.0.5としました。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Mac OS X | 10.10.2 |
rbenv | 0.4.0 |
Ruby | 2.0.0p598 |
Ruby on Rails | 4.0.5 |
RubyMine | 7.0.4 |
RubyMineからWEBrickを起動する
RubyMineからWEBrickを起動する手順を見ていきましょう。
まずはメニューの Run > Run...をクリックします。
すると上記のようなポップアップメニューが表示されるので 起動するサーバの環境 > Runをクリックします。
ちなみに、このポップアップメニューは、Macであれば control + option + r、Windowsであれば Shift + Alt + F10でも開けます。
Run tool windowが立ち上がり、エラーなどが表示されていなければ、起動は完了です。このウィンドウからは、サーバの停止や再起動なども簡単に実行することが可能です。
ブラウザで http://localhost:3000にアクセスしてみましょう。Ruby on Railsの初期ページが表示されていれば成功です。
コンソールに表示された内容を見てみましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 | /Users/mawatari/.rbenv/versions/2.0.0-p598/bin/ruby -e $stdout.sync=true;$stderr.sync=true;load($0=ARGV.shift) /Users/mawatari/work/railstutorial/bin/rails server -b 0.0.0.0 -p 3000 -e development => Booting WEBrick => Rails 4.0.5 application starting in development on http://0.0.0.0:3000 => Run `rails server -h` for more startup options => Ctrl-C to shutdown server [2015-02-28 17:17:21] INFO WEBrick 1.3.1 [2015-02-28 17:17:21] INFO ruby 2.0.0 (2014-11-13) [x86_64-darwin14.1.0] [2015-02-28 17:17:21] INFO WEBrick::HTTPServer#start: pid=25368 port=3000 |
ログから分かる通り、特に何も設定せずとも、現在利用中のrbenvのRubyによってBundlerでインストールしたRailsコマンドでサーバが起動されていることがわかります。素晴らしい!
そしてもっと素晴らしいのが、このRun actionにはショートカットが用意されていることです。Macであれば control + r、Windowsであれば Shift + F10を押すだけで、WEBrickを起動することができます。
ちなみにこのショートカットは、「最後に実行したRun action」のエイリアスなので、例えば先のポップアップメニューから Rails consoleなどを実行した後は、そちらが実行されます。その点はご留意ください。
参考サイト
以上です。